【コラム】バンカブリトゥン州の観光スポット

「バンカブリトゥン州」はスマトラ島の近くに位置し、バンカ島とブリトゥン島の2つの島からなる、人口約137万人ほどの州です。

同州はスズなどの鉱業や白胡椒などの農業が有名ですが、近年は観光地としても人気を集めています。今回は、そんなバンカブリトゥン州の「観光」についてご紹介したいと思います。

【5兆ルピアの投資計画】
2018年2月26日、5名の外国人投資家(国籍はカナダ、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、インド)が、観光投資の目的でバンカブリトゥン州を訪れました。

この投資家らのブリトゥン島への総投資額は、5兆ルピア(日本円で約400億円)に上るとも言われています。なぜ今、バンカブリトゥン州は、国内の投資家だけではなく海外の投資家からも注目を集め始めているのでしょうか?

【経済特区認定地域】
バンカブリトゥン州では、既にタンジュン・クラヤン(Tanjung Kelayang)が観光経済特区として国の認定を受けています。
美しいビーチを持つことで有名なこのエリアは、2025年までに20兆ルピア(約1600億円)の投資を受けると予測されています。

また、本年度中にタンジュン・グヌン(Tanjung Gunung)やパンタイ・ティムール・スンガイリアット(Pantai Timur Sungailiat)も経済特区として認定を受けるとみられており、その投資先としてのポテンシャルの高さが注目を集めているのです。

※経済特区とは
経済が発展するために税制や規制など、経済発展のために法的、行政的に特別な地位を与えられている地域のこと。インドネシア語ではカワサン・エコノミ・クスス(Kawasan Ekonomi Khusus、略してKEK)と呼ばれています。

【バラエティ豊かな観光スポット】
■美しい自然
タンジュン・クラヤンの美しいビーチをはじめ、バードウオッチングも楽しめるクラウマングローブ林など、日常を忘れてリラックスできる環境がバンカブリトゥン州には残されています。
このような自然観光スポットが多数あることから、同州では既に人で溢れかえった観光地とは違う、ゆったりとした時間と自然のままの美しさを楽しむことができます。

■観光①宗教施設
多様な宗教を信仰する住民間の、調和のとれた生活も魅力の一つです。

マリア洞窟やプリ・トゥリ・アグンなど、7か所の有名宗教観光スポットが存在します。
また、新たに5ヘクタールの宗教観光スポットがスンガイリアット区に建設予定です。

■観光②歴史的施設
スカルノ元大統領の収容地として使われていた家が今もなおバンカ島ムントック市に存在します。

日本では「デヴィ夫人の旦那さん」という印象が強いかもしれませんが、スカルノ氏はいまなお国民から「建国の父」として敬意をもって愛され続けており、インドネシアの若者からお年寄りまで、多くの観光客が現地を訪れています。

【バンカブリトゥン州への投資】
バンカブリトゥン州は観光地として、また、投資先として、高いポテンシャルを秘めています。
しかしながら、日本における知名度は、バリなどの有名観光地と比べますとまだまだ低いことから、バンカブリトゥン州についての情報収集がしにくい状況ではないかと存じます。

そこで、バンカブリトゥン州政府の窓口をしておりますインドネシア総研(MoU締結済み)では、バンカブリトゥン州の魅力を伝える為の投資家向けセミナーを5月24日に開催します。

バンカブリトゥン州はこれからの成長が期待できる穴場です。
ご興味のある方はどうぞお気軽に当社までお問い合わせください。

株式会社インドネシア総合研究所
お問い合わせフォーム
Tel: 03-5302-1260



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