【コラム】就労ビザを取得するのに、インドネシア語が必須になる?

インドネシアとビジネスで関わっていらっしゃる方の中には、「インドネシアでの労働条件としてインドネシア語能力が必須になるらしい」というお話を聞かれたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

数年前にも、インドネシア在住の日本人の間でよく話題になりましたが、今回またそのような話題が上がっております。情報を整理してみました。

労働大臣令『2015年第16号』

外国人の就労査証(ビザ)の取得に関する労働大臣令『2015年第16号』から、インドネシアで就労する外国人の要件として法案に記載されていた「インドネシア語でのコミュニケーションができること」という項目が削除されました。
この法案により、「インドネシアで働く外国人のインドネシア語能力は不問である」という法的根拠ができました。

 

新大統領令『2018年第20号』で、同議論再び

しかしながら、今年4月に発表された大統領令『2018年第20号』により、再び在インドネシア外国人労働者に対し、インドネシア語能力が必要とされる上に、インドネシア語学習が義務化されるのではないかとみられています。

今回の新大統領令には「外国人労働者の雇用主は、外国人労働者に対してインドネシア語教育・研修を提供する義務がある」という項目が盛り込まれているからです。

インドネシア現地に行ってから焦らないようにするには?

現時点では、新大統領令の施行は今年7月からと言われています。

では、これからインドネシアで働く可能性のある方々が、法令の変更に慌てずに対応するにはどうしたらよいでしょうか?

少しずつでも、インドネシア語の学習を始めていくことが大切です。

外国語というのは初めて1週間、2週間ですぐに話せるようになるものではありません。
また、一気に学習しようとしても、忙しい毎日の中でなかなか頭に入ってこないのも事実です。

渡航する前から始めておけば、法令変更後も余裕を持って対応できるでしょう。

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