【アルビー日記】今インドネシアで人気の恐竜パーク「Mojosemi Forest Park」とは?
皆様こんにちは、インドネシア総合研究所代表のアルビーです。
近年、インドネシアでは経済成長による所得の向上や海外からの観光客数の増加に後押しされて、テーマパーク・観光施設の市場規模が拡大しています。都市部を中心に新たな施設の開業も多く、コロナ禍が明けて消費や観光客数が回復傾向にある中で、テーマパーク・観光施設業界もさらに盛り上がりを見せることが予想されます。
参考: https://www.6wresearch.com/industry-report/indonesia-amusement-park-market-outlook (最終アクセス:2023/08/08)
中でも、特に人気を集めているテーマパークの一つが、「Mojosemi Forest Park」(モジョセミフォレストパーク)です。恐竜をテーマにしたエリアがとりわけ人気を博しており、先日実際に現地を視察した際には、そのクオリティや来場客数の多さに驚かされました。
今回のアルビー日記では、このMojosemi Forest Parkについて詳しくご紹介していきます。
基本情報
Mojosemi Forest Park(モジョセミフォレストパーク)はインドネシア・ジャワ島の東ジャワ州マゲタン県に位置しており、キャンプやテーマパーク、自然を生かしたアウトドアアクティビティなどを楽しめる、複合アウトドア施設となっています。
首都ジャカルタからは少し遠いですが、周辺の都市からだと、ジョグジャカルタから車で3時間程度、クラテンから2時間程度、スラカルタ(ソロ)からは1時間半程度で着きます。ラウ山の麓に位置した森の中にある施設ですが、観光客誘致のため車道が整備されており、駐車場なども完備しています。
ジャカルタから観光で訪れたい場合は、ソロのアディスマルモ国際空港まで空路を利用するのがよいでしょう。
Mojosemi Forest Parkの位置するマゲタン県には、このほかにもサランガン湖(Sarangan Lake)やゲニランギット村(Genilangit)などインドネシア国内で有名な観光地があり、ネイチャーツーリズムの盛んなエリアとなっています。
Mojosemi Forest Parkのチケットはアクティビティごとに分かれており、価格は以下の通りです。(Rp:インドネシアルピア)
モジョセミフォレストパーク入場料 | Rp 10,000 (約94円) |
恐竜パークエリア入場料(食事含む) | Rp 35,000 (約329円) |
恐竜ショー | Rp 20,000 (約188円) |
モジョの滝 | Rp 5,000 (約47円) |
乗馬体験 | Rp 40,000 (約376円) |
バギーレンタル | Rp 30,000 (約282円) |
バトルゲーム | Rp 100,000 (約941円) |
ハイロープアドベンチャー | Rp 100,000 (約941円) |
キャンプ場 | Rp 15,000 (約141円) |
スカイウォーク | Rp 100,000 (約941円) |
グランピング | Rp 1,500,000 (約1万4110円)) |
※1円=約106インドネシアルピア (2023年8月8日時点)
参考:https://www.nativeindonesia.com/mojosemi-forest-park/(最終アクセス:2023/08/08)
人気のDinosaurus Park(恐竜パーク)エリアとは?
画像:Mojosemi Forest Park公式Facebookよりhttps://www.facebook.com/mojosemidinosaurus
Mojosemi Forest Parkの中でもとりわけ人気を博しているのが、表題にもある恐竜パークです。
実は、Mojosemi Forest Parkは以前はキャンプやアウトドアアクティビティ、アスレチックなどをメインとした屋外施設だったのですが、観光客誘致のため2020年に恐竜パークなどを新しく増築しました。すると、リアルな恐竜の動画がSNS上で大きな話題を呼び、現在の人気に繋がりました。
リニューアル前は、学校や子供向けの団体などが中心に利用しているキャンプ場だったのですが、今では観光客の集まる屈指の人気スポットとなっており、大規模なリニューアルが地域の観光産業振興に大きく役立ったと言えます。
恐竜パーク内には、恐竜のリアルなオブジェが配置されたハイキングコースやフォトスポットが多数あり、映画「ジュラシック・パーク」シリーズを彷彿とさせるような、SNS映えする写真が撮れると評判になっています。
また、オブジェだけでなく、実際に動く恐竜によるショーも実施されており、子ども連れの家族を中心に毎回多くの観客が集まります。
画像:Mojosemi Forest Park公式Facebookよりhttps://www.facebook.com/mojosemidinosaurus
また、Mojosemi Forest Parkはリニューアルに際し、恐竜パークのほか、グランピング設備なども増築しています。それまでの子ども向けの野外学習・宿泊施設といったイメージから転換し、エンターテインメント性、SNS映えなどの要素を取り込んだことが、家族連れから若者まで様々な層へのアプローチを可能にし、観光客の増加につながったと言えるでしょう。
今回のアルビー日記では、近年人気を博しているMojosemi Forest Parkについてご紹介しました。
インドネシアのテーマパーク・観光施設業界は、今後さらに成長していくことが期待されます。市場の拡大に伴い、Mojosemi Forest Parkの恐竜パークのように、他と一線を画す差別化がますます重要となっていくでしょう。
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