ジャカルタ日本祭り(JJM)2025レポート―インドネシアと日本の文化が出会う交流の場

先日インドネシア・ジャカルタにて開催されたジャカルタ日本祭り2025に、弊社インドネシア総研ジャカルタオフィスが出展いたしました。
Jak Japan Matsuri/ジャカルタ日本祭り(以下、JJM)は、インドネシアと日本の友情を祝う年次フェスティバルです。音楽や伝統芸能、ワークショップ、企業・教育機関のブース出展など、幅広い世代が楽しめるプログラムが一体となり、日本文化の魅力と実用的な情報が同時に得られる点が特徴です。2025年は週末の開催で、会場はGBK(ゲロラ・ブン・カルノ)東駐車場プラザでした。多くの来場者が集まり、にぎわいのなかで「学ぶ・体験する・相談する」が一度に叶うイベントとなりました。
弊社インドネシア総研ジャカルタオフィスは、弊社がインドネシアで運営代行を行う日本語学校Soken Schoolとして、ブースにて以下の3つの企画を行いました。
- ゲーム
- 日本での就業相談
- 各種プロモーション
開幕式は在インドネシア日本国大使・正木靖氏により正式に執り行われました。会場では世代を問わず楽しめる多彩なプログラムが用意され、日本とインドネシア両国のアーティストによる音楽ステージ、文化パレード、伝統芸能のワークショップが来場者を魅了しました。ローソン、吉野家、日清、ポッキー(グリコ・インドネシア)、Shabusen Express、Kopi Kenanganといった企業もブースを出展。商業ブランドに加え、国際協力機構(JICA)、日本貿易振興機構(JETRO)、東京国立博物館などの公的・教育機関も参加し、情報提供や学びの機会でイベントに彩りを添えました。こうした取り組みにより、JJMは二国間関係を強化する「祭り」であると同時に、中小零細企業(MSME)やクリエイティブ産業にも役立つ場であることが示されました。
教育ブースエリアには、LPK Harapan Bangsa、JIAEC、Tensai Nihongo Center、そして弊社インドネシア総合研究所ジャカルタオフィスがインドネシアで運営代行を行うSoken Schoolなど複数の日本語教育機関が並びました。各ブースでは、語学プログラムの紹介や日本でのキャリア機会の案内が行われ、来場者は日本語学習の進め方や留学・就業の選択肢を具体的に知ることができました。参加者へのアプローチはブースごとに工夫されており、コース情報の提供、留学に関する個別相談、文字学習や会話練習といった体験型のミニプログラムまで、幅広い取り組みが見られました。こうした工夫により、教育エリアはJJM 2025でも高い関心を集めるエリアとなりました。
Soken Schoolのブースは、来場者の参加意欲を高める体験を用意しました。書道(日本の伝統的な筆文字文化)を実際に体験できるコーナー、サイコロを使う昔ながらの盤ゲーム、日本での就業機会に関する相談会など、来場者が「見る」だけでなく「参加する」ことで日本文化を肌で感じられる構成にしました。さらに、各地のSoken School校舎で提供している日本語プログラムについて丁寧に説明し、興味を持った方には学習の始め方や次の一歩をわかりやすく案内しました。文化的なエンターテインメントと実務的な情報提供を組み合わせたアプローチにより、ブースは終始にぎわいを見せました。
JJMブース出展の様子



文化的な面では、日本人コミュニティにとっては、JJMはバティックなどインドネシア独自の文化に触れる機会となり、インドネシア側の来場者にとっては、おみこしなど日本の伝統行事を学ぶきっかけになりました。今後もJJMが新しいコラボレーションを生み、両国の友情をさらに強めていくことが期待されます。
JJM 2025は、日本文化体験を楽しみながら、日本語学習・留学・就業(特定技能)などの相談もできる、インドネシア最大級の交流イベントとなりました。
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