拡大するインドネシア人訪日市場|2025年最新データから読み解くインバウンド動向と特徴

2025年11月の日本への訪日外客数は351万8,000人となり、前年同月比で10.4%増加しました。
1月から11月までの累計訪日外客数は3,906万5,600人に達し、年間で最高記録を達成した2024年を上回る結果となっています。
アジアからの訪日客数が全体をけん引する中、インドネシアからの訪日外客数も着実に増加しています。
本コラムでは、インドネシア人観光客の動向を中心に、日本のインバウンド市場における最新状況をご紹介します。
各国・インドネシアの訪日外客数
以下は、2024年および2025年(1月〜11月)の国別累計訪日外客数です。
| 国・地域 | 総数(人) | |
|---|---|---|
| 2024年1月〜11月 | 2025年1月〜11月 | |
| 韓国 | 7,950,388 | 8,485,300 |
| 中国 | 6,377,049 | 8,765,800 |
| 台湾 | 5,553,154 | 6,175,000 |
| 香港 | 2,397,838 | 2,226,200 |
| タイ | 1,002,182 | 1,059,100 |
| シンガポール | 554,976 | 585,600 |
| マレーシア | 435,254 | 536,000 |
| インドネシア | 442,657 | 558,900 |
| フィリピン | 710,144 | 769,500 |
| ベトナム | 581,113 | 634,800 |
| インド | 216,060 | 291,700 |
| 豪州 | 807,696 | 937,100 |
| 米国 | 2,486,071 | 3,036,000 |
| カナダ | 531,186 | 630,900 |
| メキシコ | 139,814 | 183,400 |
| 英国 | 406,911 | 500,300 |
| フランス | 364,359 | 431,500 |
| ドイツ | 310,089 | 409,100 |
| イタリア | 214,644 | 287,700 |
| スペイン | 171,781 | 231,900 |
| ロシア | 93,385 | 186,700 |
| 北欧地域 | 140,095 | 179,600 |
| 中東地域 | 153,690 | 239,800 |
| その他 | 1,339,724 | 1,723,700 |
2025年1月から11月までの累計訪日外客数が最も多い国は中国で、韓国、台湾と続いています。
東アジアを中心とした訪日需要が高い水準を維持していることがわかります。
2025年11月のインドネシアからの訪日外客数は5万6,400人となり、前年同月比で15.5%増加しました。
また、2025年1月から11月までの累計訪日外客数は55万8,900人となり、前年同期間比で26.3%増加しています。
東南アジア諸国の中では、タイ、フィリピン、ベトナム、シンガポールに次いで5番目に多い訪日外客数となっており、インドネシア市場が着実に拡大していることが確認できます。
参考WEBサイト:JNTO公式サイト月次報告「2025年11月推計値(2025年12月17日発表)(PDF)」
インドネシア人に人気の日本の観光地
日本政府観光局(JNTO)ジャカルタ事務所のディレクターである岩本氏によると、2024年上半期に日本で休暇を過ごすインドネシア人観光客にとって、東京が最も人気の高い観光地であることが示されています。
東京は日本の首都であることに加え、埼玉・川越・神奈川などの周辺観光地へのアクセスが良好である点も人気の理由の一つです。
また、インドネシアからの観光客の多くが、都市観光だけでなく、自然や景色を楽しむことを目的に東京を訪れているとされています。
KOMPASが2024年1月に発表した記事によると、東京以外でインドネシア人に人気の観光地は以下の通りです。
- 札幌
- ニセコ
- 大阪
- 沖縄
- 箱根
- 京都
雪が降らないインドネシアでは、札幌やニセコで雪景色やウィンタースポーツを体験できる点が高い魅力となっています。
大阪はグルメに加え、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの存在が人気を後押ししています。
また、温泉地である箱根や、日本の歴史・文化を感じることができる京都も、インドネシア人観光客から高い支持を集めています。
参考WEBサイト:KOMPAS公式サイト「インドネシア観光客にとって東京は日本で最も人気の目的地」
KOMPAS公式サイト「東京以外で訪れるべき日本の人気観光地6選」
インドネシアの訪日客数の推移
以下は2024年の月別訪日客数です。

上図より、インドネシアからの訪日外客数は4月と12月に特に多い傾向が見られます。
桜シーズンや冬の雪シーズンなど、インドネシアでは体験できない日本の四季を楽しめる時期に、訪日需要が高まることがわかります。
また、2024年4月にはインドネシア国内で大型連休であるレバラン休暇があり、この休暇期間を利用して日本を訪れたインドネシア人観光客も多かったと推測されます。
参考WEBサイト:JNTO公式サイト月次報告「2025年11月推計値国籍/月別 訪日外客数(2003年~2025年)(PDF)」
インドネシア人の日本での旅行消費額
国土交通省のデータによると、2024年におけるインドネシア人の日本での旅行消費額は1,109億円となっています。
この金額は前年から8.4%増加しており、新型コロナウイルス流行前の2019年と比較すると64%増加しています。

旅行費用の内訳を見ると、最も割合が高いのは宿泊費で、次いで買い物代、飲食費が続きます。
インドネシア人観光客の平均宿泊日数は13.6泊と長期滞在の傾向が強く、その分、宿泊費の割合が高くなっていると考えられます。
また、2024年におけるインドネシアからの一般旅行客の一人当たり支出額は215,034円となり、2019年と比較して64%増加しています。
参考WEBサイト:国土交通省公式サイト「訪日外国人の消費動向」
インドネシアからの訪日外客数は堅調に増加しており、特に長期滞在傾向と一人当たりの高い消費額が特徴的です。桜や雪といった日本ならではの四季の魅力に加え、都市観光・自然・グルメ・文化体験など、多様な観光資源がインドネシア人観光客の需要を引きつけいるようです。
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