【コラム】インドネシアで有名なIT企業

コンピュータ関連の技術やサービス面で優れたIT企業は将来性が高く、注目すべき企業で、それはインドネシアにおいても同じです。
今回はインドネシアで有名なIT企業と、その企業が提供しているサービス内容について紹介致します。

以下はインドネシアで有名なIT企業と、これら企業が提供しているサービス内容です。

Telkome Indonesia（テルコムインドネシア）

テルコムインドネシアはインドネシア政府が株式の52％を保有する国営企業で、インドネシア最大の老舗の電子通信事業者です。
情報通信技術（ICT）サービス及び、通信ネットワークをインドネシア国内で展開しています。
固定電話、携帯電話サービス、IoTサービスなど、様々なサービスを展開し、インドネシアの人々の生活を支えています。

参考WEBサイト：https://jp.reuters.com/companies/TLKM.JK

Gojek（ゴジェック）

Gojekは、2010年に設立され、IT技術を駆使し、物流に特化したベンチャー企業でした。
スマホアプリで簡単にバイクタクシーを手配することができ、20人のドライバーから始まった配車サービスも、今は200万以上のドライバーを擁する大企業に成長しました。

また、バイクタクシーの手配の他に、デリバリーサービスの「Go Food」、荷物の配送サービスの「Go Food」、スーパーマーケットなどで商品を購入し、宅配をしてくれる「Go Mart」など、物流を軸に様々なサービスを展開しています。

スマホアプリひとつでサービスを受けられるため、インドネシア各地にそのサービス網が広まり、今では東南アジアの他国へも事業を展開しています。
新型コロナウイルスが流行した際には、デリバリーサービス「Go Food」により、多くの人の食生活を助けられました。
それほど、Gojekはインドネシアの人々の日常に欠かせないサービスを提供している企業となっています。

Traveloka（トラベロカ）

Travelokaは、2012年に設立されたインドネシアのオンライン旅行代理店で、インドネシアで最も多くの人に利用されている旅行会社です。
2022年3月のサイトへのアクセス数は720万アクセスに及びました。

安く簡単に飛行機やホテルを手配できることや、多様な代金の支払い方法に対応している事もこの会社の人気の理由です。
また、この会社は海外にも事業を展開しており、インドネシア以外にもベトナム、マレーシア、タイ、フィリピン、シンガポール、オーストラリアでも利用されています。
今後、旅行需要の拡大へ向けて注目すべきインドネシアのIT企業のひとつです。

参考WEBサイト：https://databoks.katadata.co.id/datapublish/2022/12/16/survei-populix-traveloka-aplikasi-perjalanan-online-paling-banyak-disukai-konsumen
https://databoks.katadata.co.id/datapublish/2022/04/27/traveloka-situs-perjalanan-yang-paling-banyak-dikunjungi-masyarakat-indonesia

Tokopedia（トコペディア）

Tokopediaは、2009年に設立されたインドネシアの大手ネット通販会社です。
2022年には、この会社のECサイトがインドネシアで最もクリック数が多かったECサイトとなり、月間のクリック回数は１億5,835万回に達しました。
現在のTokopediaの出店数は約1200万店にも及び、商品数は約8億6,500万点です。
インドネシアのネットユーザーでTokopediaのことを知らない人はいないほど、インドネシアで有名なIT企業へと成長しています。

また、TokopediaはGojekと統合し「Go to」という新会社を設立しました。
この会社では今後ECサイト、配車サービス、金融サービスを掛け合わした新しいサービスを展開する予定で、インドネシアで高い注目が集まっています。

参考WEBサイト：https://jakartaglobe.id/special-updates/tokopedia-becomes-most-popular-ecommerce-in-indonesia
https://www.tokopedia.com/about
https://www.gotocompany.com/

Bukalapak

Bukalapakは2011年に設立された、近年急激に成長を遂げているインドネシアのIT企業です。
Bukalapakが運営しているECサイトの出店数は約1,300万以上に達し、ユーザー数は1億人を超えています。
また、Bukalapakでは加盟店向けにセミナーを行い、加盟店側の支援も行っています。
その他に「Mitra Bukalapak」というサービスを提供し、インドネシアの各地で地域の人が運営するWarung（個人商店）のデジタル化支援を行っています。
このサービスにより、Warung にお金を預け、Warungで引き出すことが可能になり、更に銀行口座を持たない人でも、請求書支払いをすることが可能になりました。
このようにECサイトの運営だけではなく、様々なサービスを展開していることも、この企業が注目を集めている理由のひとつです。

参考WEBサイト：https://note.com/masayamori/n/ncb639b44d34c#31Wyp
https://ids.ac.id/10-perusahaan-it-terbesar-di-indonesia/
https://eosteknologi.com/perusahaan-it-di-indonesia/

今回のコラムでは、インドネシアで有名なIT企業についてご紹介しました。
インドネシアの有名なIT企業は、2010年以降に設立された会社が殆どで、様々な分野のサービスを提供していることがわかります。

今後さらなる発展を遂げるであろう、インドネシアのIT企業の動向を掴むことは、インドネシアでビジネスを展開するうえで注視すべき事であると言えます。

弊社インドネシア総合研究所では、現地のこの様なIT技術を駆使し、皆様の商品サービスのプロモーション、又は企業内外のコミュニケーション又はビジネスマッチングマッチング機能等提供を通じて、様々な分野における皆様のインドネシアビジネスをサポート致します。
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