インドネシア・ブトン県の「日本窓口」に就任——水産・人材分野で進む日本連携の最前線

~遠く離れた南東スラウェシの秘境と日本企業をつなぐ、新たな窓口としての取り組み~
弊社株式会社インドネシア総合研究所は、インドネシア・南東スラウェシ州ブトン県の「日本窓口」に就任したことをお知らせします。人材・水産分野をはじめとする日本企業とブトン県の連携支援を、今後さらに強化してまいります。
弊社はこれまで、インドネシア各地域の市場調査や日本企業の進出支援、人材分野でのマッチング支援などを通じて、日本とインドネシアの架け橋としての役割を担ってまいりました。今回、ブトン県の日本窓口という立場を得たことで、同県と日本企業とのビジネス連携・人材交流の一層の推進が期待されます。
今後弊社は、ブトン県が日本企業とのビジネス連携を進めるにあたり、視察・商談のコーディネートや人材交流、情報発信などを一貫して担う窓口機能を行ってまいります。今回、弊社がこの役割を担うことになり、ブトン県と日本企業とを継続的につなぐ体制が整いました。
ブトン県とは?南東スラウェシに浮かぶ天然資源の宝庫
ブトン県は、スラウェシ島の南東部沖に位置するブトン島南部を中心とした地域で、南東スラウェシ州に属しています。天然アスファルトの世界有数の埋蔵地として知られるほか、パチョリ(香料原料)やニッケルといった天然資源にも恵まれており、弊社では「南東スラウェシの秘境」として同県を紹介するコラムも発信してまいりました。


日本からブトン県へのアクセス方法
ブトン県は、インドネシア・南東スラウェシ州のスラウェシ島南東沖に浮かぶブトン島に位置しています。県内に空港はなく、隣接するバウバウ市のバウバウ(ベトアンバリ)空港が最寄りの空の玄関口です。日本からのアクセスは、東京から直行便でジャカルタまで約7時間30分〜8時間、ジャカルタから国内線でマカッサルまで約2時間25分、マカッサルからバウバウまで約1時間15分が目安で、乗り継ぎ時間を含めると片道1日がかりの行程となります。

東京からは乗り継ぎを含め片道1日がかりとなる、決して近いとは言えない距離にありますが、ブトン県には豊かな天然資源や水産資源、そして勤勉な人材など、その距離を補って余りある魅力が数多く存在します。
ブトン県の水産業と日本市場でのポテンシャル
ブトン県は南東スラウェシ州でも有数の漁業地域であり、2025年の天然漁獲量は約1万8,700トン、金額にして約392億6,000万ルピアにのぼります。漁獲はパサルワジョ、シオタピナ、ラサリム、ラサリム・スラタン、ワブラ、カポントリ、ウォロワなど県内各地区で行われており、マグロ(キハダ・メバチ、年間約1,898トン)やクロカジキ(約368トン)をはじめ、カツオ、サワラ、シロダイ、トビウオ、エビなど、日本市場でも需要の高い魚種が多く水揚げされています。操業する漁船は約1,583隻(5トン以上62隻、5トン未満1,521隻)にのぼり、近年はカポントリ地区を中心とした海藻養殖や真珠貝養殖などの養殖業も拡大しています。一方で、水揚げ後の製氷・冷蔵インフラは十分とは言えず、鮮度保持や輸出品質の確保が地域の課題となっており、弊社ではこうした水産分野における日本企業とのマッチングや事業機会の橋渡しにも取り組んでいます。
日本企業とブトン県の連携第一弾——人材・水産分野の具体的な取り組み
今回、弊社はブトン県日本窓口就任の最初の取り組みとして、日本の企業様とブトン県とのミーティングをセットさせていただきました。
株式会社TDGホールディング様×人材
先日は、株式会社TDGホールディング様とブトン県との会合をセッティングし、ドライバー人材分野における連携とその可能性について具体的なディスカッションを行いました。

PT.Nutrindo Joga Shima様×水産事業
先日は、日本において水産品加工事業を営む株式会社城ヶ島水産のインドネシア現地法人であるPT.Nutrindo Joga Shima様とブトン県との会合をセッティングし、ブトンにおける水産事業の可能性について様々なディスカッションを行いました。


今後の展開:日本窓口としての活動方針
弊社は今後、ブトン県の日本窓口として、ブトン県の情報発信や、日本企業との商談・視察の橋渡しなど、多面的な支援を行ってまいります。
今回の日本企業様との連携は、弊社がブトン県の日本窓口に就任して以降、第一弾となる取り組みです。弊社は今後も、インドネシア行政側・日本企業双方のニーズを踏まえながら、視察・商談のコーディネート、人材交流、情報発信などを通じて、人材・水産をはじめとする多様な分野で日本企業とブトン県との橋渡しを、日本窓口としての活動の柱として継続してまいります。
インドネシア地方都市との連携に関心をお持ちの日本企業様は、ぜひ弊社までお問い合わせください。




