インドネシアのクリスマス・年末年始の消費活動2025

インドネシアのクリスマス・年末年始の消費活動2025

日本においてクリスマスや年末年始は消費が高まる時期ですが、インドネシアにおいても同様に、消費活動が活発化する重要な期間です。

本コラムでは、2025年におけるインドネシアのクリスマス・年末年始の消費動向についてご紹介します。

目次

2025年のクリスマス休暇と年末年始休暇の日程

2025年のインドネシアにおけるクリスマス休暇は、12月25〜26日の2日間です。

年末年始の祝日は1月1日のみですが、土日や政府が定める推奨休暇(共同休暇)を挟むことで、12月25日から2026年1月4日まで、最大11連休となります。

  • 2025年12月25日(木):イエス・キリストの降誕を祝う国民の祝日(クリスマス)
  • 2025年12月26日(金):イエス・キリストの降誕(クリスマス)のため公休日
  • 2025年12月27日(土):通常の土曜日
  • 2025年12月28日(日):通常の日曜日
  • 2025年12月29日(月): 推奨休暇
  • 2025年12月30日(火):推奨休暇
  • 2025年12月31日(水):推奨休暇
  • 2026年1月1日(木):2026年の新年の祝日
  • 2026年1月2日(金):推奨休暇
  • 2026年1月3日(土):通常の土曜日
  • 2026年1月4日(日):通常の日曜日

2025年はカレンダーの並びが良く、長期休暇を取得する人が多いと予想されます。

参考WEBサイト:CNBC公式サイト「2025年のクリスマス休暇と共同休暇はいつから始まる?」

2025年のクリスマス休暇・年末年始休暇の購買力

2025年11月の小売売上高は、消費者の購買力の回復および年末の季節要因により、引き続き成長が見込まれています。

インドネシアの大手銀行であるバンク・ダナモン社のエコノミスト、ホシアンナ・エヴァリータ・シトゥモラン氏は、2025年11月の小売売上高が前年比5.9%増加すると予測しています。

また、2026年第1四半期にかけて、小売業は好調であると予想されています。

一方、インドネシア運輸協会(MTI)の副会長、ジョコ・セティジョワル氏によると、2026年はラマダンの開始時期が2月と早く、クリスマス・年末年始休暇と時期が近いため、例年と比べて年末の支出を抑え、ラマダン期に帰省や消費を集中させる人が増えると予想されています。

高所得層は、引き続きクリスマス・年末年始期間に旅行や消費を楽しむ傾向が強い一方で、中・低所得層では支出を抑え、ラマダン期の消費に備える動きが広がる可能性があります。

ラマダン期間中には、宗教手当であるTHR(ラマダン手当)が支給されるため、消費のピークはレバラン期に移行すると見込まれます。

参考WEBサイト:KOTAN公式サイト「購買力は向上し、小売売上高の増加が予測される」
Bisnis.com公式サイト”クリスマス・年末年始休暇の休暇が閑散とする危機に、人々は2026年のレバランに備える”

クリスマス休暇・年末年始休暇のホテル稼働率

インドネシアホテルレストラン協会(PHRI)は、2025年のクリスマス休暇・年末年始休暇のインドネシア国内のホテル稼働率について、70〜80%の達成を目標としています。

PHRIの事務局長であるマウラナ・ユスラン氏は、年末にかけて通常期を上回る稼働率の上昇を見込んでいます。

一方で、年間の平均稼働率に目を向けると、2025年は前年比より低下すると予想されています。

2024年の年間の平均ホテル稼働率が約50%に達するのに対し、2025年は約45%に着地する見込みです。

参考WEBサイト:kumparan BISNIS公式”PHRIは年末年始のホテル稼働率80%を目指す

インドネシア政府によるクリスマス・年末年始の購買意欲を高める施策

インドネシア政府は、2025年のクリスマスから年末年始休暇期間における公共支出総額を120兆ルピアとする目標を掲げています。

消費意欲を高めるため、以下のような施策が実施されます。

EPIC SALE 2025

実施期間:2025年12月1日〜2026年1月4日

インドネシア全土のスーパーマーケットや伝統市場で大規模なセールが行われます。

インドネシア小売起業家協会(APRINDO)が、伝統市場を運営するパサール・ジャヤ(Perumda Pasar Jaya)と連携して実施するため、ショッピングモールだけでなく、伝統市場も対象となる点が特徴です。

スーパーマーケットでのハッピーアワー、「1つ買うと1つ無料」のプロモーション、日用品の割引販売、伝統市場での生鮮食品のセールなど、幅広い施策が予定されています

参考WEBサイト:MOST1058FM公式サイト”ホリデーシーズン前の経済成長促進のためEPIC SALE 2025が開始

BINA Indonesia Great Sale

実施期間:2025年12月18日〜2026年1月4日

インドネシア全土のショッピングセンターおよび小売店において、20〜80%の割引セールが実施されます。

本プログラムは、インドネシア観光省とインドネシア・ショッピングセンター・テナント協会(HIPPINDO)の共同事業で、380社以上、約8万店舗、800ブランドが参加予定です。

参考WEBサイト:International Media公式サイト “BINA Indonessia Great Sale 2025近日開催”

Harbolnas(全国オンラインショッピングデー)

実施期間:2025年12月10日〜2025年12月16日

複数のインドネシア国内オンラインショッピングサイトでセールが開催されます。

今年のHarbolnasのテーマは「Nyatakan Cinta Nusantara(ヌサンタラ=インドネシアへの愛を表現する)」で、国内製品の販売促進を目的としています。

インドネシア政府は、中小企業製品の購入促進に重点を置き、34兆ルピアの取引額達成を目標としています。

参考WEBサイト:IDN TIMES公式”Harbolnas:定義・起源・販売者のメリット”

国家交通割引プログラム

クリスマスおよび年末年始休暇期間中、以下の交通費割引が適用されます。

  • 鉄道運賃:30%割引
  • フェリー(PELNI社):エコノミークラス運賃20%割引
  • フェリー(ASDP社):港湾サービス料全額免除(運賃の約20%相当)
  • 航空券:13〜14%割引

これらの施策により、国内移動の活性化が期待されています。

参考WEBサイト:インドネシア経済担当調整大臣府公式”アイルランガ調整大臣:国家経済成長の安定維持のため、政府はショッピングプログラムと交通割引を準備している”

本コラムでは、2025年のインドネシアにおけるクリスマス・年末年始の消費活動についてご紹介しました。

2025年のインドネシアでは、長期休暇による移動の増加や政府による消費促進策により、クリスマス・年末年始に一定の消費の盛り上がりが見込まれます。

一方で、ラマダンの時期が近いことから、所得層によって支出の動きに差が生じたり、消費のタイミングが分散したりする可能性もあります。

インドネシア市場では、このように季節要因や宗教行事、政府施策が消費動向に大きな影響を与えます。インドネシアでビジネスを展開するうえでは、こうした背景を理解したうえで市場を分析することが重要と言えるでしょう。

弊社インドネシア総研では、最新の現地情報の提供から、現地調査・市場レポートの作成まで幅広く対応しております。

インドネシア市場でのビジネス展開をご検討の際には、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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株式会社インドネシア総合研究所
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