【コラム】インドネシアのアウトドア事情

夏の暑さが和らぎ、日本では行楽シーズンがやってきました。日本では毎年この時期になると、多くの人が旅行やお出かけを楽しんでいます。

今回のコラムでは、日本の行楽シーズンにちなんで、インドネシアのアウトドアの現状や、新しいアウトドアな観光スポットをご紹介します。

目次

インドネシアで広がるアウトドア人気

新型コロナウイルスのパンデミック以前、アウトドアは主に外国人観光客の間で人気でした。しかし、パンデミック以降はインドネシア国内でもアウトドアの人気が高まっています。

今では、アウトドア初心者や、女性、子供まで幅広く楽しまれています。

また、都市部で働く人々の間でリフレッシュを求めてアウトドアに出かける人が増えています。

アウトドア用品市場も成長

アウトドアの人気の高まりとともに、アウトドア用品の需要も急増しています。

現在、インドネシアには1,000以上のアウトドアショップがあり、ビジネスとしての成長も見込まれています。

インドネシア国内のブランドも成長していますが、中国製品の流入が国内ブランドに影響を与える懸念もあります。

参考WEBサイト:https://www.liputan6.com/lifestyle/read/5702470/potensi-bisnis-peralatan-outdoor-makin-cuan-karena-tren-berwisata-alam-dan-segmennya-meluas?page=2

インドネシアで人気のあるキャンプ場

インドネシアでは、新型コロナウイルスのパンデミック以降、キャンプの人気が高まりました。Report Linkerのデータによると、2020年におけるキャンプ用品市場のCAGR(年平均成長率)は、6.68%成長しています。

以下は、インドネシアで人気のあるキャンプ場です。

Seulawah Scout Camp(セウラワスカウトキャンプ場)

インドネシアのアチェ州にあるキャンプ場です。

ボーイスカウトやキャンプ上級者に好まれているキャンプ場です。

セルワス山の麓に位置し、涼しい気候の中緑豊かな自然を楽しむことができます。

また、セウラワ山への登山も楽しむことができます。

Buperta Cibubur(ブペルタチブブールキャンプ場)

(写真参照:https://pramuka.or.id/buperta-cibubur/)

インドネシアの東ジャカルタのチブブールにあるキャンプ場です。

元々は、林だったところをキャンプ場と整備されており、敷地面積は210ヘクタールにも及びます。最大2万人を収容できる巨大なキャンプ場です。

トイレ、礼拝所も備わっているため、キャンプ初心者にもおすすめのキャンプ場です。

Bumi Perkemahan Cikole(チコーレキャンプ場)

(写真参照:https://rovers.id/bumi-perkemahan-cikole-lembang-bandung/bumi-perkemahan-cikole-p55.html

インドネシアの西ジャワ州バンドンにあるキャンプ場です。

インドネシアの避暑地としても知られているバンドンにあるため、涼しくて快適に過ごすことができます。

また、ロッジや、トイレもあるため、初心者にもおすすめのキャンプ場です。

Bumi Perkemahan Sibolangit(シボランギットキャンプ場)

(写真参照:https://kemping.id/2023/02/28/rumah-camping-sibolangit/)

インドネシア北スマトラ州にあるキャンプ場です。

北スマトラ州の州都メダンから車で1時間の距離にあります。

ロッジもあるためキャンプ初心者でも安心して利用することができます。

参考WEBサイト:https://travel.tribunnews.com/2018/03/08/bumi-perkemahan-sibolangit-jadi-spot-favorit-untuk-camping-lokasinya-berada-di-kaki-gunung-sibayak

上記以外にも、インドネシアの各地に人気のキャンプ場が存在しています。

参考WEBサイト:https://blog.eigeradventure.com/bumi-perkemahan/

インドネシアの最新観光名所

新型コロナウイルスのパンデミック後、インドネシアでは多くの観光施設が新しくオープンしました。

以下はインドネシアで最近オープンした最新観光名所です。

Solo Safari(ソロサファリ)

2023年の1月に開園した、サファリパークです。13.9ヘクタールの広大な敷地を持っています。

うさぎやヤギなどの動物と触れ合うことのできるエリアや、ライオンに餌をあげることができるエリア、乗馬体験など様々なアクティビティが用意されています。

参考WEBサイト:https://solosafari.id/

Maros Highland(マロス高原)

(写真参照:https://www.nimolandgroup.com/destinations/detail/4

2023年2月25日にオープンした、インドネシアの南スラウェシ州にある写真映えするカラフルな高原です。

マロス高原では、高原のうえを浮き輪に乗って滑ることができるアクティビティの他、レストランやフォトスポットを楽しむことができます。

Krakatau Park(クラカタウパーク)

(写真参照:https://www.krakatauparklampung.com/)

2023年4月にオープンした南スマトラ州のランプンの遊園地です。

ジェットコースターやメリーゴーランドなどの乗り物や4Dの映像が楽しめるアトラクションなどがあります。

開園わずか二日で、来場者数は3,640人に達しました。

参考WEBサイト:https://travel.tempo.co/read/1815612/kaleidoskop-2023-10-tempat-wisata-baru-di-indonesia-dari-solo-safari-hingga-obelix-sea-view

Malang Skyland(マランスカイランド)

(画像参照:https://nagantour.com/malang-skyland/)

2023年4月にオープンした東スマトラ州のマランにある施設です。

一番の見どころは、全長160mのスカイブリッジという橋で、スカイブリッジから美しい山と田園風景を眺めることができます。

また、橋の床がガラス張りのグラススカイブリッジも見どころのひとつです。

その他にも、写真映えスポットやレストランも充実しています。

公式インスタグラム https://www.instagram.com/malangskyland

このように、インドネシアには次々にアウトドアな観光施設ができていることがわかります。

参考WEBサイト:https://www.detik.com/jatim/wisata/d-7311769/malang-skyland-daya-tarik-harga-tiket-masuk-dan-jam-operasional

今回のコラムでは、インドネシアのアウトドア事情についてご紹介しました。

インドネシアの観光創造経済省が発表しているインドネシアの2025年の観光の傾向として、観光客は、旅先を決める理由の中に、サスティナブルであること、地元の経済に貢献できることをいれると予想されています。

アウトドアは、自然と関わることができるため、サスティナブルな目的地として選ばれる可能性も高いのではないでしょうか。

弊社インドネシア総研は、インドネシアの様々な分野における市場調査、現地視察を行っております。インドネシアにおけるビジネスにご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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