【コラム】インドネシアにおけるりんごの流通・消費者調査

インドネシアでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、中間層〜富裕層の健康意識が高まり、それに伴って食への関心も高まっています。果物や野菜を食す風潮が根付いていることもインドネシアの人々の健康志向の現れです。今般、インドネシアのジャカルタ市場でりんごの流通と消費者動向についてインタビュー形式で調査を実施しました。その結果をお届けします。

インドネシアの富裕層人口

「インドネシアはまだまだ発展途上な国である」という一般認識があるなか、2020年に総資産が100万ドル以上のインドネシアの富裕層の人数は171,740人に達し、2019年と比較し61.7%増加しました。また、総資産が1億ドル以上の富裕層は2019年と比較し22.3%ほど増加しており、新型コロナウイルスが蔓延した2020年においても、インドネシアの富裕層人口は増加していることが分かります。インドネシアの富裕層に関しては2021年12月に掲載しました「【コラム】インドネシアにおける富裕層について」で詳しく紹介させて頂いておりますので、こちらも是非ご一読ください。

図 1インドネシアにおける所得階層と生活習慣の関係図
(インドネシア中央統計局のデータを参考とし、弊社で作成)

インドネシアのりんごサプライチェーン

インドネシアにおけるりんごのサプライチェーンは図2の通りです。市場に流通している多くのりんごは中国、アメリカからの輸入品です。輸入業者からりんごを仕入れる際には、コンテナ単位での購入となるため、一定以上の仕入資金と保管する場所が必要となります。そのため、伝統市場の商人が輸入業社から直接購入することは稀であり、リセーラーを通じて仕入れを行なっているのが実情です。

図 2りんごのサプライチェーン
(実地調査から弊社作成)

インドネシアでのりんごに対する消費動向

インドネシアの人々は自身の健康のためにリンゴを食べる事が多いです。りんごを食べることが健康へのマインドセットであるとのことです。または、お供物や贈答品としてりんごを購入しています。
購入の際の着目点は、消費者それぞれの経済力によって異なります。中所得者層は1kgあたりのりんごの個数(大きさより数を重視)と赤色の濃いりんごを好むとのことでした。一方、高所得者層以上はりんごの味に着目しています。甘さだけでなくほんのり酸味があるものが好まれます。

インドネシアで流通しているりんご

伝統市場、一般的なスーパーマーケット、高級スーパーマーケットで陳列されているりんごの品種には大きな違いはありません。しかしながら日本産のりんごは高級スーパーマーケットにのみ陳列されていました。日本産りんごは他国からの輸入りんごと比べて3〜5倍の価格で販売されている高級品として扱われていました。

図 3インドネシアに流通しているりんご
(弊社の実地調査による情報・データから作成)

今回のコラムでは、インドネシアにおけるりんごの流通・消費者調査の結果をご紹介しました。
弊社では、定量的な調査のみならず今回のリンゴの調査の様に、現地の消費者や店頭スタッフの生の声を反映した定性的な市場調査も行っております。
定量・定性の両面から市場の実態を把握した上で皆様の商品のインドネシア市場での販路開拓を弊社が自信をもってサポート致します。

インドネシアでの市場調査、進出にご興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。

株式会社インドネシア総合研究所
お問い合わせフォーム
Tel: 03-5302-1260

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