【コラム】インドネシアにおける自動車の販売台数と保有台数

近年、インドネシアの経済は経済成長率5％前後と、安定的に成長を続けています。

堅調な経済成長は、インドネシア国内の自動車に対する高い需要を支え、中所得層から富裕層が増えたことから、国民の新車購入能力が高まっています。

今回のコラムでは、インドネシアにおける自動車の販売台数と保有台数について説明いたします。

出典：インドネシア中央統計庁、2019年より弊社作成（閲覧：2019年8月23日）
https://www.bps.go.id/website/images/Produk-Domestik-Bruto-Indonesia-Triwulan-IV-2018-ind.jpg

 

上述の通り、中間層から富裕層が増え、国民一人一人の経済力が上がると、自動車購買能力も上がります。

インドネシア中央統計庁によると、インドネシア全国の自動車保有台数(普通車)の推移は毎年上昇しています。

出典：インドネシア中央統計庁、「車種別車両数の推移」より弊社作成（閲覧：2019年8月23日） https://www.bps.go.id/linkTableDinamis/view/id/1133

 

これらの自動車の販売台数の増加は、インドネシアにおける自動車業界の急速な発展の結果です。

2017年には、インドネシアは東南アジア地域（ASEAN）で最大の自動車市場となりました。

出典：databoks katadataより弊社作成（閲覧：2019年8月23日）
https://databoks.katadata.co.id/datapublish/2018/07/31/pasar-mobil-indonesia-terbesar-di-asean

 

インドネシア自動車製造業者協会によると、日本の自動車メーカーはインドネシアの人々に安定した人気があり、また2019年5月に最も販売されたのはトヨタの「アバンザ」で7,372台でした。

出典：GAIKINDO(インドネシア自動車製造業者協会)、2016年より弊社作成（閲覧：2019年8月23日）
https://www.gaikindo.or.id/domestic-auto-market-by-brand-2013-2016/

 

インドネシアにおける自動車の購入方法

インドネシアの人々が自動車を購入したい場合、自動車ローンの申請は比較的簡単に行うことができます。

自動車ローンを利用する際には、一般的には車両販売価格の20％～25％程度の頭金が必要となり、場合によっては30％に達することもあります。

インドネシアのクレジットプロバイダーや銀行からのローンに対する利子は変動しますが、おおよそ年間5～14％の範囲であることが一般的です。

自動車ローンは1～5年の担保なしのローンが一般的ですが、最大7年間の融資が利用できる特定のパッケージなどを提供する会社もいくつかあるようです。

弊社ではGAIKINDO(インドネシア自動車製造業者協会)など、現地機関ともネットワークがあり、また、自動車関連会社様の視察ご案内や調査の実績がございます。ご興味をお持ちいただけましたらぜひ一度、お気軽にお問合せください。

 

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