【コラム】インドネシアにおけるフィットネス需要の高まり
近年経済発展が進むインドネシアでは、娯楽や趣味などにお金を使う中間層が増えています。
また、中間層の人々の間では健康を維持するためフットネスへの関心が高まっています。
今回のコラムでは、インドネシアのフィットネスジム、フィットネスアプリについてご紹介します。
インドネシアのフィットネスジム市場
インドネシアのフィットネスジム市場は2022年に総収益が3億ドルとなり、2017年から2022年までの年平均成長率は8.7%となりました。
インドネシアにおいて、フィットネスジム市場は今後も伸びていくと予想されます。
参考WEBサイト:https://www.researchandmarkets.com/reports/5927738/indonesia-gyms-health-fitness-clubs-market
インドネシアの大型フィットネスジム
以下はインドネシアにある大型フィットネスジムです。
FIT HUB
インドネシアで急成長しているフィットネスジムです。
インドネシア17都市、80以上の店舗があり、会員数は9万6千人以上に達します。
1年契約でRp 249,000(約2,450円)/月で通うことができます。
参考WEBサイト:https://fithub.id/
https://www.gartonnews.com/olahraga/10299827666/fit-hub-brand-gym-terbesar-di-indonesia-komitmen-sebagai-gym-nya-indonesia
Anytime Fitness
アメリカに本社を置くフットネスジムで、日本でも展開しています。
インドネシアでは、2019年にジャカルタ近郊に32店舗展開しています。
24時間空いているため、仕事が忙しい都会に住む人々に多く利用されているようです。
参考WEBサイト:https://www.anytimefitness.id/
Fitness Plus Indonesia
バリ島に本社を置く、インドネシア国内のフィットネスジムで、バリ島を中心に12店舗を展開しています。
海外のフランチャイズのジムが増えていく中、インドネシア国内のフィットネスジムとして、存在感を示しています。
CELEBRITY FITNESS
こちらも、インドネシア国内のフットネスジムです。
同じ会社の傘下にあった3つのフィットネスジムが合併して生まれました。
現在、インドネシア国内に34店舗を展開しています。
参考WEBサイト:https://www.celebrityfitness.com/id/en
https://www.ob-fit.com/blog/bisnis/tempat-gym/jakarta/
インドネシアの大型フィットネスジムは首都のジャカルタ近郊や大都市にあることが多いですが、インドネシアの経済発展とともに、地方都市においても需要が高まることが予想されます。
インドネシアのフィットネスアプリ市場
新型コロナウイルスの影響で、フィットネスジムだけではなく自宅でも運動ができるフィットネスアプリ市場も伸びてきています。
インドネシアにおける、フィットネスアプリ市場の総収益は2022年に752万ドルに達し、2022年〜2027年にかけて総収益が上がっていくと予想されています。
また、2022年にはフィットネスアプリのダウンロード数が9,130万件に達し、インドネシア国民の関心の高まりが伺えます。
参考WEBサイト:https://www.statista.com/outlook/amo/app/health-fitness/indonesia
インドネシアで人気のフィットネスアプリ
以下は、インドネシアで人気のあるアンドロイドのフィットネスアプリです。
※インドネシアは、2024年7月時点でアンドロイドユーザーが87.8%を占めています。
(https://gs.statcounter.com/os-market-share/mobile/indonesia)
Strava
Stravaは、ランニング、自転車などの移動距離・推定消費カロリーをリアルタイムで表示し、記録できるアプリケーションです。
8Fit
個人にあったエクササイズと食生活を提供している、個人のトレーニング向けのアプリケーションです。
My Fitness Pal
食事の栄養管理をすることができ、1日のカロリーや栄養素も計算することができます。
また、併せて運動の記録もすることができます。
Centr
トレ―ニングしたい人向けのアプリで、インターバルトレーニングから、ピラティスまで幅広い範囲のトレーニングをすることができます。
その他、時間がない人向けに7分のトレーニングに特化した「Seven」や、スポーツブランドNikeが提供している 「Nike Run Club」も人気があります。
インドネシアでは、様々なフィットネスアプリが利用されており、フィットネスジムだけでなくフィットネスアプリも需要が高いことがわかります。
参考WEBサイト:https://www.idntimes.com/tech/trend/arifgunawan/aplikasi-fitness-terbaik-di-android?page=all
今回のコラムでは、インドネシアのフィットネス需要についてご紹介しました。
中間層が増えているインドネシアにおいて、今後もフィットネスの需要は拡大すると予想されます。
現在、大型フィットネスジム施設がない地方都市においてフィットネスジムの需要が高まる前に、地方へのアプローチをしてみるとビジネスチャンスに繋がるのではないでしょうか。
弊社インドネシア総研は、インドネシアへのフットネス事業への進出のサポートを行なっております。
インドネシアにおけるフィットネス事業にご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。