【アルビ―日記】ジャカルタで映画館の営業が再開

こんにちは。アルビ―です。

インドネシアの首都ジャカルタでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために導入された「大規模な社会的制限(PSBB)」の規制により、映画館の営業が3月から停止されていましたが、営業が10月下旬より徐々に映画館が再開されています。

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インドネシアの人々にとって映画は大変人気の娯楽の一つであり、数か月ぶりの映画館の営業再開を喜ぶ声も多く挙がっています。

ジャカルタは引き続きPSBB移行期間中のため、映画館営業再開のためには政府が定めた条件を満たす必要があります。

では、ジャカルタの映画館ではどのようなコロナ対策が必須とされているのでしょうか。

 

 マスク着用、手洗い、手指消毒液の利用

利用者は、上映中もマスクの着用が必須とされており、また上映前後は手指消毒液で手を消毒します。

上映中は不定期に係員が館内のチェックを行います。

 

チケットのオンライン販売

上映チケットは、対面ではなくオンライン販売でのみ購入が可能です。

また館内で支払いが発生する場合、全てキャッシュレスで決済が行われます。

 

利用者数は通常定員の25%以下

座席の2席分の間隔をあけて利用が可能で、全体では利用者数が定員の25%以下となるようにしなければなりません。また、上映中の座席の移動も禁止されます。

 

入館前の体温測定

利用者は入館前に体温測定をされます。高温の場合は入館できません。

 

館内での飲食禁止

上映中は館内での飲食が禁止されます。飲食をしたい場合は、上映の前後にロビーの飲食スペースでのみ飲食が可能となります。また、飲食もオンラインでの販売が推奨され、館内で購入する場合はキャッシュレス決済となります。

 

 

年齢制限

11歳以下の子供と61歳以上の高齢者は映画館の利用ができません。

 

来場者のデータ収集

映画館側は、来場者の名前、携帯電話の番号、住民登録番号(NIK)の最初の6桁を記録しなければなりません。

冒頭部分に述べた通り、映画はインドネシアの人々に大変好まれている娯楽の一つであり、今回ジャカルタで数カ月ぶりに映画館が再開されることを喜ぶ声もありましたが、一方でまだまだジャカルタではコロナ感染者数が多いことや、どのような映画が上映されているか分からない、などといった理由から映画館に行くことを躊躇する人も多数いるようです。

私自身も、ジャカルタに滞在中は以前は時々映画館を利用していましたが、映画館再開されてからまだ一度も映画館に行っていません。

全世界で、上映予定だった映画が公開延期されているという状況もあり、ジャカルタの映画館でも上映本数も少なく、現在は平均で1日に3~4本程度上映されているようです。

また、全ての映画館が再開したわけではなく、どの映画館が営業を再開したかは公式サイトなどで確認が必要です。

例えば現地のCGVシネマズは10月下旬にいち早く営業再開しましたが、シネマXXIやFlixCinemaなどはまだ再開の準備が整っていないという背景から映画館は営業停止のままです。

インドネシア映画運営協会(Gabungan Pengelola Bioskop Seluruh Indonesia/GPBSI)によると、今回設けられた「入館者数を定員の25%以下にする」という条件が映画館側のネックになっており、シネマXXIやFlix Cinemaも定員25%以下の入館者数では映画館の運営費用と見合わないという背景から営業再開に至っていないと述べています。

10月下旬に最初に運営を再開したCGVシネマズも、再開当初はほとんど来場者がいなかったそうです。

インドネシア映画運営協会によると、条件が緩和されて定員が50%になれば運営再開する映画館も増え、かなり状況が変わってくると予測される旨述べています。

参考WEBサイト:

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