【セミナーレポート】「予防医療に移るインドネシア~なぜピラティスがこれから流行るのか~」ウェビナー開催レポート

2021年9月24日、「予防医療に移るインドネシア~なぜピラティスがこれから流行るのか~」というタイトルでウェビナーを開催しました。

インドネシアはコロナ禍で2020年の経済成長がマイナスだったものの、富裕層の資産が全体的に増えました。

インドネシアにおける富裕層 注 (SESA)は全国人口の8%ですが、首都ジャカルタでは15%です。首都圏の人口が3700万人なので富裕層の数は500万人位です。

経済力が上がれば上がる程、健康志向が上がりますが、特にコロナ禍においてインドネシアでは食事に気をつけたり、運動に心がけたりする人が増加傾向にあります。

注:調査会社ニールセンによる定義でSocio-Economic Segment Aに相当

 

今回のウェビナーでは、インドネシアにおける富裕層マーケットの概要と富裕層のメンバーを囲い込めるピラティス・ヨガスタジオ現状と展望について解説しました。

ウェビナーは2部構成で、第1部ではまず弊社社長アルビーがインドネシア中央統計局・世界銀行・調査会社による社会経済層の定義を解説しました。

また、ジャカルタの中でもいくつか富裕層のタイプがあるので、ジャカルタ西側在住の富裕層と南側の富裕層、華人系や非華人などタイプ別の特徴もご説明しました。

その後、コロナ禍でインドネシア人富裕層の指向がこれまでの治療中心の医療から予防医療へ移行しているとご説明しました。

そしてインドネシアの富裕層が具体的にどのようなところで食事をし、どんな健康食品を口にし、どこで運動をするか等を詳しく解説しております。

第2部では株式会社ボディコープ代表取締役の山岡誠司氏より、インドネシアにおけるフィットネスビジネスの可能性についてご説明いただきました。

インドネシアにおけるフィットネスビジネスの市場成熟度は、日本の10年程度前だそうです。

インドネシアにおけるマクロでのプラス要因を考慮したときに、日本でのフィットネスビジネスのノウハウがどのようにレバレッジが効き、成長が見込めるのか、概要を解説していただきました。

その後、ピラティススタジオの具体的事例についてお話しいただきました。山岡誠司氏はピラティススタジオ店舗を8月にジャカルタで開業し好調なスタートを切っています。

人材の育成、マーケティング手法、出店のスキーム、PLモデル、など現状の運営状況など具体的事例についてもレポートしていただきました。

その後、質疑応答セッションでインドネシアの子供たちの肥満や健康管理についてご質問がありました。

10年前までは子供向けスポーツ教室もインドネシアにはあまり存在しなかったですが、近年では運動による学習効率上昇効果も認知され、親も身体能力向上や健康的食事に意識が向くようになってきています。

 

また、ピラティススタジオに通われる人は40代女性が多いそうです。

これはピラティスが姿勢と整えるエクササイズという特性なのと、会員料金が20代の若い世代には手が届きにくい価格帯のためだそうです。

インドネシアでは家族単位で行動する傾向が日本より強く、ピラティススタジオの入会も家族単位や母娘での入会が多いそうです。

インドネシアの出生率はまだまだ高いので、富裕層を中心に子どもへの投資(習い事や運動教室通い)をする傾向も強いです。

最後に参加者の皆さまで記念撮影をして、和やかな雰囲気でウェビナーは終了しました。

今回のウェビナーには大学生から大手企業にお勤めの役職の高い方々まで幅広くご参加いただきました。

コロナ禍でインドネシア人富裕者層も予防医療へと指向が移行しつつがあります。

こうしたインドネシアの最新トレンド情報も、弊社は日本にもインドネシアにも事務所を置いていますので入手可能です。

 

また、日本・インドネシアのどちらからもお客様のサポートが可能です。

インドネシア進出でお困りの際は弊社までお問い合わせください

今後も毎月ウェビナーを開催予定です。

ご興味がある方は是非お気軽にお問い合わせください。

 

株式会社インドネシア総合研究所
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