2022年6月22日〜29日　インドネシアヘッドラインニュース

アイルランガ大学、国産ワクチン治験第3フェーズに

東ジャワ州スラバヤ市にある国立アイルランガ大学医学部は、インドネシア国産ワクチン治験第3フェーズの承認がBPOM(国家医薬品食品監督庁)から得られたとして、6月22日(水)に式典を行いました。

このインドネシア国産ワクチン「ワクチン・メラプティ」はアイルランガ大学とPT Biotis Pharmaceutical Indonesiaの協力で開発されたものです。今回のワクチン開発を通して、ワクチン製造の研究から開発まで様々な技術や知識、設備が整いました。これらを活かして新型コロナウイルス以外のワクチンの国内製造へ大きな一歩になりそうです。

ちなみにアイルランガ大学は2023年版世界QS世界大学ランキングでインドネシア国内第4位（世界では369位）にランクインしました。
これはインドネシアの国力の向上を象徴したようなニュースであり、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けている国内産業界をはじめ、様々な分野で明るい材料となるニュースですね。

参考サイト
https://www.republika.co.id/berita/re4qu9330/unair-mulai-uji-klinis-vaksin-merah-putih
https://www.unair.ac.id/2022/06/27/uji-klinis-fase-3-bpom-siap-dukung-vaksin-merah-putih-hingga-tahap-produksi/
https://databoks.katadata.co.id/datapublish/2022/06/13/5-universitas-terbaik-di-indonesia-versi-qs-wur-2023-ugm-juaranya

ジョコ大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談

インドネシアのジョコウィドド大統領は6月29日(水)、ウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と会談を行いました。この会談においてジョコ大統領はゼレンスキー大統領に対し医薬品と病院建設を含む支援を申し出、「今年はインドネシアとウクライナの国交開始30年で、両国の友好関係がより強固なものにしたい」と述べました。

今年11月に開催されるG20はインドネシアのバリ島で開催されます。インドネシアはASEAN加盟国で唯一のG20参加国です。今回G20の議長国を務めるインドネシアの大統領として重要なかじ取りが求められます。ジャワ人のジョコ大統領には是非、ジャワ人の気質Narimo, Sabar Eling (運命をあるがまま受け入れ、忍耐強く、注意深く行動する)を基にこの難局を乗り切り、ウクライナとロシアのピースメーカーとなってほしいものです。

このニュースから、インドネシアは世界の舞台におけるプレゼンスが向上をアピールしていることが読み取れます。

参考サイト
https://www.cnbcindonesia.com/news/20220630091735-4-351669/simak-ini-dia-hasil-lengkap-pertemuan-jokowi-zelensky
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM183AS0Y1A011C2000000/
http://www.clair.or.jp/j/forum/c_mailmagazine/20151030/127-3.pdf

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